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◇ テラロマ・ワールドガイド その6
「カフール」by マリムラ
<カフール皇国>
大陸東部に位置し、国土の殆どを山岳地帯が占める小国。
海に面した隣国のシカラグァに隠れるようにひっそりと存続している。
国土は南北に細長く、四季も豊か。他の国との交流が厳しい土地柄のせいか、
独自の文化を保ってきた。南の方では方言が強いと言われている。
普通に人が入り込めない霊山も多数存在し、その一部では仙人が修行している
という噂もあるが、その実体は謎のままである。
首都は北寄りにあるケルン。天然の要塞都市とも呼ばれる。
体術が盛んで数多くの流派が存在するが、その中でもカフール独特のものといえば
練気術と針道だろう。体内の生命力とその流れを利用する気功は、他の魔法と異なり
詠唱が必要なく、また汎用性が高いことでも知られている。
練気術や針道以外にも仙薬と呼ばれる薬草学に長け、魔法を使わない治療技術は
他に類を見ない。武具なども体を動かし易い物が好まれるため、動きを制限する
防具等はあまり重視されていないようだ。
体術を幼い頃から学び、傭兵として他国で活躍するする者もいるという。
伝統的に双子は災いを呼ぶ禁忌とされ、一緒に育てられることはまずない。
先に産まれた子(弟or妹)を残し、後に産まれた子(兄or姉)を里子に出すのが
一般的だが、その場合も当人達に双子の存在を隠し通すことが通例となっている。
霊山の麓に捨てられることもあり、仙人に育てられる者も稀にいるらしい。
<最近の国内情勢の変化と噂>
一年ほど前にカフールの武皇が崩御、喪が明けた最近第一皇女が隣国シカラグァの
王子に輿入れした。一応国としての体面は保っているものの実際は属国のような
状態で、そう遠くないうちに併合されてしまうのではという憶測も流れている。
現在皇位は空席であるが、第一継承権を保有していた皇太子は父親の暗殺容疑を
かけられ出家し、第二継承権を保有していた第一皇女が継承意思を表明しているものの、
本来婚礼で皇家を離れた者の継承権は剥奪される慣例から国内でも論議を呼んでいる。
第三継承権を保有する第二皇女はというと、心労の為静養中と公表されているが、
国葬にも出席していなかった上にその後全く姿を見せない事から、公表内容の真偽を
疑う声があがっている。
詳細が何もわかっていない為か複数の噂がまことしやかに語られており、
その内容も「密かに暗殺された」説や「身分違いの駆け落ち」説、「何者かによる
誘拐」説から「実は武皇暗殺犯で幽閉中」説まで、バラエティーに富んでいる。
現在カフール国内を牛耳っているのは、その他の継承権を持つ者達を失脚させつつ
一気に権力者へと駆け上がった宰相ケルビン。元近衛隊の隊長で人望も厚く、
末席とはいえ継承権を有する。支援者も多く、今なら強引に皇位を継げそうなもの
なのだが、本人はその意志を否定し続けている。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その7
「まめ族とまめ族の王国」by葉月瞬
まめ族。
元は大豆という植物で、それが新月から数えて15日間月の光を浴びて、
魔力を蓄えた大豆は意思を持ち、歩くことが出来るようになるという。
(まめ族現象)
そうして、満月の晩に生まれた一匹のまめ族がだんだん増えていって一つ
の種族を作っていった。
それが起源と言われている、地底で暮らす種族のうちの一つで、地下の何
処かに王国を作って生活しているらしい。
まめ族の王国は、大陸最南端に位置する島の中央部の地底にある。
その昔、最初のまめ族から徐々に増えていったまめ族たちは、大きい人た
ち(人間達)からの恐怖の蹂躙から逃げるように大陸中を安息の地を求め
て放浪していた。
そして、まめ魔法【自分の身体を浮かせ、風に乗って遠くへ運ぶ魔法】に
よって大陸最南端の島へと漂着する。その姿はまるで、タンポポの綿が風
に乗って遠くに運ばれていくようだったという。数多くのまめ族たちが風
に乗って遠くに運ばれていく様は正に絶景だっただろう。
そして、漂着した地には人間の手が及んでいなかった。
それ故にそこを安住の地とし、地底深くに潜って王国を築いたのだという。
王族と呼ばれる特殊な血筋のもの達は、強大な魔力を持っていて人語も話
すらしいが、その他の一般のまめ族は微々たる魔力しか持っておらず、人
語も話せない。
だが、魔力を駆使して生活する習慣はあるらしい。
公用語は、まめ語。
まめ語翻訳表。
・まめ→男
・まめまめ→女
・まめまめま~め→こんにちは
・ま~めまめま~め→おやすみなさい
・ま~~めまめ、まめっ→おはよう(御座います)
・まめ、まめま~め!→ようこそ!
まめ族は、自分の内なる魔力をその体に纏う事によりかなり狭い範囲での
魔法を行使する事が出来る。
名付けて、「まめ魔法」(名付けるなよ…)
魔力のより大きい者ほど、より大きな魔法を行使する事が出来る。だが、
所詮まめである。
基本的に無性体で、性機能は付いていない。
ただ、精神性は非常に高く、思い込みだけで性別が決まったりする。
つまり、自分が男だと思い込めば“男”に、女だと思い込めば“女”にな
る。
最近、まめ族の王国の王女様が地底から抜け出し人間界に出て行ってしま
ったという噂があるが、本人の安否と共に詳細は不明である。
まめ族が何年生きられるのかは不明。
実際、100年以上生きているまめ族がいる噂もちらほらと。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その8
『イスカーナ』レポート byひろさん
野蛮人の国、田舎侍の国、山猿の国……、イスカーナを
指す称号はあまたあれ、あまり良いイメージで呼ばれるこ
とが少なかったのは周知の事実であろう。
そんなイスカーナが王の交代とともに、侵略拡大路線を
変更してからはや十数年。
記録では対フィリア戦争を最後に国外への出兵は絶えて
いる。
国内においては急速な拡大の歪から、民族紛争や内乱が
たびたび起こることから、武断国家*1としての質は変わって
はいないものの、緩やかながら変化し続けているのは、交
易の税制の大幅な削減や、商業権の取得の簡易化、さらに
文官を育てるための教育制度の補強等々の内政政策の変化
から期待することが出来だろう。
今回はそんな未成熟ながらそこが魅力のイスカーナから
緊急レポート!
【国をまわってみて】
大陸の中部に位置するため、海産資源こそないものの、
山もあれば広い平野もあり、比較的豊かな土地柄といえる
だろう。
政策の転換には、すでにこうした土地を手に入れたこと
が影響しているのではと思われる。
各地を旅してみてわかるのは、かつて侵略を受けたはず
の民も意外なほどなじんでいることだろうか。
これは国が直接支配するのでなく、併呑した土地そのも
のを報酬としているため、領主となったものが必死に頑張
ることが良い結果につながるようだ。
もちろん規定の税は国に納めるわけだが、これが意外な
ほど適正分しか必要ないため、領主の努力が反映されやす
いのだろう。
ただし例外は当然あり、領主の中には統治能力に欠ける
モノも当然存在し、そこでは反乱の火種になったりする。
さらに少数になるが、戦時に深い遺恨を残すところも存
在する。
例えばかつてのフィリアの王都ディクタなどは、記憶も
新しいほうらしくまだまだ遺恨は深そうだった。
【宗教】
この国の得意な点として「神殿」ははずせまい。
そもそもこの「神殿」とは癒しの奇跡をおこす太陽の巫
女をまつり、その巫女が癒しをあたえてくれるような良い
人になれるよう徳を積もうという、やや変則的な宗教団体
なのだ。
いわば現人神を崇めているわけだが、最近では国政にま
で影響を及ぼしているという。
組織としてはかなりしっかりしているようで、各地に立
てられた「神殿」がそのまま彼らを指す固有名詞として定
着していることからも規模の大きさがわかる。
さらに妙なのはこの団体が他国には存在しないことだ。
少なくとも私は近隣国を一通り旅していて一度も遭遇し
たことは無い。
一国にこれほど広がっているなら、国境近くだけでも影
響があるのが普通なのだが……。
【近況】
なんでも現国王が病に伏せっているとかで、王子や貴族
たちの勢力争いがおきているというが、表面上はそれなり
に平和を維持しているようだ。
王都イスカーナも騎士団や傭兵隊といった軍隊をうまく
治安に活用しているようだし、順調に発展しているようだ
った。
しかし、先日耳にしたニュースが本当なら、この国の行
く末も大きく乱れるかもしれない。
この国の実力者といえば、位の高い貴族、とくに公爵と
もなれば王族に匹敵する力をもつという。
王太子グラフリード、神殿宗主サウディオ、と並んで現在
の国の実権を持つといわれる宰相スウェル・ファーミア筆
頭公爵……。
その公爵の娘であるイリス姫(将軍位をもつそうだ)が
第三王女リアナ姫を担いでディクタで旗揚げをしたという
のだ。
公式見解こそ出されてないが、王都を出奔した公爵が無
関係というのもおかしな話だろう。
このリアナ姫は謎が多く、未確認ながらフィリア滅亡を
起こした魔女とも一部でささやかれていたというから、ど
うしてディクタでなのか、いやむしろこのありえない組み
合わせが信憑性があると示しているかもしれない。
これまで押さえ役に回っていた公爵の離反で貴族たちの
派閥争いは加速するだろうし、サウディオもまだ幼い第二
王子に取り入っているというし、中立だった各実力者も動
き出すだろう。
この時期近くに有るティグラハットも不穏な動きを示し
ているしイスカーナを中心に歴史が動こうとしているのか
もしれない。
いずれにせよ、この政の不安定さと、逆に成長を続ける
民(国)のこのアンバランスこそが魅力には違いあるまい。
*1:なんでも武力に頼った判断を下すと言う政治評論のことば。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その9
「フィキサ砂漠」by マリムラ
<フィキサ砂漠>
クーロンの北に位置する砂漠地帯。
砂漠の一部は岩盤が露出した岩砂漠になっている。
ここには一晩で緑の森が砂漠化したという伝説があり、砂漠一帯には過去の
文明の遺物が眠っているとも言われている。しかし、ギルドで公開されている
情報ではフィキサ砂漠に遺跡は発見されておらず、伝説自体の信憑性も疑われ
ているようだ。
<ティエティオクン>
一晩で砂に埋もれたとされる伝説の都市。
昔は緑あふれる都市であったといわれている。
守護聖獣は大銀狼。風使いの一族ヴァーンと共にこの地を守ってきたという。
一説には金獅子と炎使いの守る都市があり、その都市との抗争により砂漠化
したのだともいわれている。ちなみに、その都市は発見されておらず、風使い
の末裔を自称する砂漠の民ヴァーンによると、同じ日に天災で塵と化したのだ
とか。なんにせよ、謎の多い都市であったといえるだろう。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その10
クーロンの占い館「幻蝶館」by 千鳥
力と金が全てを支配する犯罪都市クーロン。この街の北端の館に、大陸一の
占い師、または「クーロンの道標」とも呼ばれる女占い師エルゼが住んでいる。
その呼称のとおり、クーロンの組織幹部に多くの信奉者が存在し、彼女の言葉
は時にクーロンの情勢すら動かすと言われる。
エルゼの住む館は「幻蝶館」と呼ばれ、エルゼの弟子たちが住んでいる。エ
ルゼの影響力から、女だけが住まう占い館はクーロンから一線を画した治安の
良さを誇っていたが、弟子の一人が館内で殺された事件は記憶に新しい。クー
ロンの住人にとっては関心の薄い事件であるが、影ではAランクのギルドハン
ター「戦く大地」が関わっているとも噂されている。
己の過去を追う桜坂八重も、エルゼの導きによってエルフの森を訪ね、過去
の自分の因縁とヴェルンという失われた王国の情報を手に入れた一人である。
エルゼに会うには、莫大な報酬とコネ――そして何より運が必要だ。
名誉と富を求める冒険者諸君も、新たなる運命を切り開く鍵として「幻蝶館」
の扉を一度叩いてみてはいかがだろうか。
参考ML 『ロッティー&レイブン 四つ羽根の死神』
『にんじんと私』八重&イートン
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◇ テラロマ・ワールドガイド その6
「カフール」by マリムラ
<カフール皇国>
大陸東部に位置し、国土の殆どを山岳地帯が占める小国。
海に面した隣国のシカラグァに隠れるようにひっそりと存続している。
国土は南北に細長く、四季も豊か。他の国との交流が厳しい土地柄のせいか、
独自の文化を保ってきた。南の方では方言が強いと言われている。
普通に人が入り込めない霊山も多数存在し、その一部では仙人が修行している
という噂もあるが、その実体は謎のままである。
首都は北寄りにあるケルン。天然の要塞都市とも呼ばれる。
体術が盛んで数多くの流派が存在するが、その中でもカフール独特のものといえば
練気術と針道だろう。体内の生命力とその流れを利用する気功は、他の魔法と異なり
詠唱が必要なく、また汎用性が高いことでも知られている。
練気術や針道以外にも仙薬と呼ばれる薬草学に長け、魔法を使わない治療技術は
他に類を見ない。武具なども体を動かし易い物が好まれるため、動きを制限する
防具等はあまり重視されていないようだ。
体術を幼い頃から学び、傭兵として他国で活躍するする者もいるという。
伝統的に双子は災いを呼ぶ禁忌とされ、一緒に育てられることはまずない。
先に産まれた子(弟or妹)を残し、後に産まれた子(兄or姉)を里子に出すのが
一般的だが、その場合も当人達に双子の存在を隠し通すことが通例となっている。
霊山の麓に捨てられることもあり、仙人に育てられる者も稀にいるらしい。
<最近の国内情勢の変化と噂>
一年ほど前にカフールの武皇が崩御、喪が明けた最近第一皇女が隣国シカラグァの
王子に輿入れした。一応国としての体面は保っているものの実際は属国のような
状態で、そう遠くないうちに併合されてしまうのではという憶測も流れている。
現在皇位は空席であるが、第一継承権を保有していた皇太子は父親の暗殺容疑を
かけられ出家し、第二継承権を保有していた第一皇女が継承意思を表明しているものの、
本来婚礼で皇家を離れた者の継承権は剥奪される慣例から国内でも論議を呼んでいる。
第三継承権を保有する第二皇女はというと、心労の為静養中と公表されているが、
国葬にも出席していなかった上にその後全く姿を見せない事から、公表内容の真偽を
疑う声があがっている。
詳細が何もわかっていない為か複数の噂がまことしやかに語られており、
その内容も「密かに暗殺された」説や「身分違いの駆け落ち」説、「何者かによる
誘拐」説から「実は武皇暗殺犯で幽閉中」説まで、バラエティーに富んでいる。
現在カフール国内を牛耳っているのは、その他の継承権を持つ者達を失脚させつつ
一気に権力者へと駆け上がった宰相ケルビン。元近衛隊の隊長で人望も厚く、
末席とはいえ継承権を有する。支援者も多く、今なら強引に皇位を継げそうなもの
なのだが、本人はその意志を否定し続けている。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その7
「まめ族とまめ族の王国」by葉月瞬
まめ族。
元は大豆という植物で、それが新月から数えて15日間月の光を浴びて、
魔力を蓄えた大豆は意思を持ち、歩くことが出来るようになるという。
(まめ族現象)
そうして、満月の晩に生まれた一匹のまめ族がだんだん増えていって一つ
の種族を作っていった。
それが起源と言われている、地底で暮らす種族のうちの一つで、地下の何
処かに王国を作って生活しているらしい。
まめ族の王国は、大陸最南端に位置する島の中央部の地底にある。
その昔、最初のまめ族から徐々に増えていったまめ族たちは、大きい人た
ち(人間達)からの恐怖の蹂躙から逃げるように大陸中を安息の地を求め
て放浪していた。
そして、まめ魔法【自分の身体を浮かせ、風に乗って遠くへ運ぶ魔法】に
よって大陸最南端の島へと漂着する。その姿はまるで、タンポポの綿が風
に乗って遠くに運ばれていくようだったという。数多くのまめ族たちが風
に乗って遠くに運ばれていく様は正に絶景だっただろう。
そして、漂着した地には人間の手が及んでいなかった。
それ故にそこを安住の地とし、地底深くに潜って王国を築いたのだという。
王族と呼ばれる特殊な血筋のもの達は、強大な魔力を持っていて人語も話
すらしいが、その他の一般のまめ族は微々たる魔力しか持っておらず、人
語も話せない。
だが、魔力を駆使して生活する習慣はあるらしい。
公用語は、まめ語。
まめ語翻訳表。
・まめ→男
・まめまめ→女
・まめまめま~め→こんにちは
・ま~めまめま~め→おやすみなさい
・ま~~めまめ、まめっ→おはよう(御座います)
・まめ、まめま~め!→ようこそ!
まめ族は、自分の内なる魔力をその体に纏う事によりかなり狭い範囲での
魔法を行使する事が出来る。
名付けて、「まめ魔法」(名付けるなよ…)
魔力のより大きい者ほど、より大きな魔法を行使する事が出来る。だが、
所詮まめである。
基本的に無性体で、性機能は付いていない。
ただ、精神性は非常に高く、思い込みだけで性別が決まったりする。
つまり、自分が男だと思い込めば“男”に、女だと思い込めば“女”にな
る。
最近、まめ族の王国の王女様が地底から抜け出し人間界に出て行ってしま
ったという噂があるが、本人の安否と共に詳細は不明である。
まめ族が何年生きられるのかは不明。
実際、100年以上生きているまめ族がいる噂もちらほらと。
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
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◇ テラロマ・ワールドガイド その8
『イスカーナ』レポート byひろさん
野蛮人の国、田舎侍の国、山猿の国……、イスカーナを
指す称号はあまたあれ、あまり良いイメージで呼ばれるこ
とが少なかったのは周知の事実であろう。
そんなイスカーナが王の交代とともに、侵略拡大路線を
変更してからはや十数年。
記録では対フィリア戦争を最後に国外への出兵は絶えて
いる。
国内においては急速な拡大の歪から、民族紛争や内乱が
たびたび起こることから、武断国家*1としての質は変わって
はいないものの、緩やかながら変化し続けているのは、交
易の税制の大幅な削減や、商業権の取得の簡易化、さらに
文官を育てるための教育制度の補強等々の内政政策の変化
から期待することが出来だろう。
今回はそんな未成熟ながらそこが魅力のイスカーナから
緊急レポート!
【国をまわってみて】
大陸の中部に位置するため、海産資源こそないものの、
山もあれば広い平野もあり、比較的豊かな土地柄といえる
だろう。
政策の転換には、すでにこうした土地を手に入れたこと
が影響しているのではと思われる。
各地を旅してみてわかるのは、かつて侵略を受けたはず
の民も意外なほどなじんでいることだろうか。
これは国が直接支配するのでなく、併呑した土地そのも
のを報酬としているため、領主となったものが必死に頑張
ることが良い結果につながるようだ。
もちろん規定の税は国に納めるわけだが、これが意外な
ほど適正分しか必要ないため、領主の努力が反映されやす
いのだろう。
ただし例外は当然あり、領主の中には統治能力に欠ける
モノも当然存在し、そこでは反乱の火種になったりする。
さらに少数になるが、戦時に深い遺恨を残すところも存
在する。
例えばかつてのフィリアの王都ディクタなどは、記憶も
新しいほうらしくまだまだ遺恨は深そうだった。
【宗教】
この国の得意な点として「神殿」ははずせまい。
そもそもこの「神殿」とは癒しの奇跡をおこす太陽の巫
女をまつり、その巫女が癒しをあたえてくれるような良い
人になれるよう徳を積もうという、やや変則的な宗教団体
なのだ。
いわば現人神を崇めているわけだが、最近では国政にま
で影響を及ぼしているという。
組織としてはかなりしっかりしているようで、各地に立
てられた「神殿」がそのまま彼らを指す固有名詞として定
着していることからも規模の大きさがわかる。
さらに妙なのはこの団体が他国には存在しないことだ。
少なくとも私は近隣国を一通り旅していて一度も遭遇し
たことは無い。
一国にこれほど広がっているなら、国境近くだけでも影
響があるのが普通なのだが……。
【近況】
なんでも現国王が病に伏せっているとかで、王子や貴族
たちの勢力争いがおきているというが、表面上はそれなり
に平和を維持しているようだ。
王都イスカーナも騎士団や傭兵隊といった軍隊をうまく
治安に活用しているようだし、順調に発展しているようだ
った。
しかし、先日耳にしたニュースが本当なら、この国の行
く末も大きく乱れるかもしれない。
この国の実力者といえば、位の高い貴族、とくに公爵と
もなれば王族に匹敵する力をもつという。
王太子グラフリード、神殿宗主サウディオ、と並んで現在
の国の実権を持つといわれる宰相スウェル・ファーミア筆
頭公爵……。
その公爵の娘であるイリス姫(将軍位をもつそうだ)が
第三王女リアナ姫を担いでディクタで旗揚げをしたという
のだ。
公式見解こそ出されてないが、王都を出奔した公爵が無
関係というのもおかしな話だろう。
このリアナ姫は謎が多く、未確認ながらフィリア滅亡を
起こした魔女とも一部でささやかれていたというから、ど
うしてディクタでなのか、いやむしろこのありえない組み
合わせが信憑性があると示しているかもしれない。
これまで押さえ役に回っていた公爵の離反で貴族たちの
派閥争いは加速するだろうし、サウディオもまだ幼い第二
王子に取り入っているというし、中立だった各実力者も動
き出すだろう。
この時期近くに有るティグラハットも不穏な動きを示し
ているしイスカーナを中心に歴史が動こうとしているのか
もしれない。
いずれにせよ、この政の不安定さと、逆に成長を続ける
民(国)のこのアンバランスこそが魅力には違いあるまい。
*1:なんでも武力に頼った判断を下すと言う政治評論のことば。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その9
「フィキサ砂漠」by マリムラ
<フィキサ砂漠>
クーロンの北に位置する砂漠地帯。
砂漠の一部は岩盤が露出した岩砂漠になっている。
ここには一晩で緑の森が砂漠化したという伝説があり、砂漠一帯には過去の
文明の遺物が眠っているとも言われている。しかし、ギルドで公開されている
情報ではフィキサ砂漠に遺跡は発見されておらず、伝説自体の信憑性も疑われ
ているようだ。
<ティエティオクン>
一晩で砂に埋もれたとされる伝説の都市。
昔は緑あふれる都市であったといわれている。
守護聖獣は大銀狼。風使いの一族ヴァーンと共にこの地を守ってきたという。
一説には金獅子と炎使いの守る都市があり、その都市との抗争により砂漠化
したのだともいわれている。ちなみに、その都市は発見されておらず、風使い
の末裔を自称する砂漠の民ヴァーンによると、同じ日に天災で塵と化したのだ
とか。なんにせよ、謎の多い都市であったといえるだろう。
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◇ テラロマ・ワールドガイド その10
クーロンの占い館「幻蝶館」by 千鳥
力と金が全てを支配する犯罪都市クーロン。この街の北端の館に、大陸一の
占い師、または「クーロンの道標」とも呼ばれる女占い師エルゼが住んでいる。
その呼称のとおり、クーロンの組織幹部に多くの信奉者が存在し、彼女の言葉
は時にクーロンの情勢すら動かすと言われる。
エルゼの住む館は「幻蝶館」と呼ばれ、エルゼの弟子たちが住んでいる。エ
ルゼの影響力から、女だけが住まう占い館はクーロンから一線を画した治安の
良さを誇っていたが、弟子の一人が館内で殺された事件は記憶に新しい。クー
ロンの住人にとっては関心の薄い事件であるが、影ではAランクのギルドハン
ター「戦く大地」が関わっているとも噂されている。
己の過去を追う桜坂八重も、エルゼの導きによってエルフの森を訪ね、過去
の自分の因縁とヴェルンという失われた王国の情報を手に入れた一人である。
エルゼに会うには、莫大な報酬とコネ――そして何より運が必要だ。
名誉と富を求める冒険者諸君も、新たなる運命を切り開く鍵として「幻蝶館」
の扉を一度叩いてみてはいかがだろうか。
参考ML 『ロッティー&レイブン 四つ羽根の死神』
『にんじんと私』八重&イートン
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